13年前の殺人事件がついに解決しました。2004年1月、茨城県の霞ヶ浦で女子大学生が殺害され遺体が発見された事件で、警察はフィリピン人の男を逮捕しました。 この事件は2004年1月、茨城県美浦村の霞ヶ浦で茨城大学農学部2年の原田実里さん(当時21)が殺害され、遺体で見つかったものです。  警察は殺人死体遺棄事件として捜査を続けていましたが、2日、この事件について男を逮捕したことを発表しました。

事件は2004年1月31日に起こりました。茨城県美浦村舟子の近くを流れる清明川で遺体が見つかりました。 殺された原田実里さんは当時21歳で全裸の状態で見つかりました。原田実里さんは茨城大学農学部生物生産科学科2年の学生で茨城県稲敷郡阿見町のアパートに住んでいました。 事件がおこった前日は男子学生(元カレ)と自宅のアパートで食事をしていましたが、男子学生が眠っている間に原田さんは外出していたということです。 その時部屋には原田さんが書いたメモ書きが残されていました。メモにはは「ちょっと知り合いに会いに行ってきます。帰りは遅くなります」と書かれていたそうです。

原田美里さん

翌日の朝8時に男子学生がそのメモを見つけます。そして原田さんの携帯に電話をかけたのですが電話には出ませんでした。そして男子学生はそのまま自分の家に帰ったそうです。 その同じ日に原田さんのアパートから約6キロ離れた、茨城県内の清明川で原田実里さんの遺体が全裸の状態で発見されました。 死因は首を絞められたことによる窒息死であることが判明しました。しかし首や胸、肩にも深い刺し傷がありました。警察は「犯人は首を絞めたあとに首を深く刺した。確実に殺そうとしたのだろう」と推測しています。 また目の悪い原田さんがコンタクトレンズを自宅に置いたまま自転車で出かけているなど、この事件には不自然な点もあります。なお、原田さんが乗っていた自転車は、事件発覚4日後に自宅アパートから約2.5キロ離れた土浦市内の空き地に放置されていたのが発見されました。

原田さんは全裸だったのにも関わらず、足に汚れがなかった点や、争って抵抗したことによってできる傷などがありませんでした。そのため事件発生当初は、原田さんは室内で殺害されたものと思われ、前日に一緒にいた男子学生に容疑がかかりました。

しかしニュースで原田さんの遺体発見の事実を知った男子学生が自分から警察に電話をしたことや、供述内容に矛盾がなかったことから、警察は別の人間が犯人だと判断し、大規模な捜査が行われました。 原田さんの遺体には2人分の男性のDNAが付着していたことから、原田さんは何らかのトラブルに巻き込まれて、強姦された後、殺害されたものと推定されました。 また遺体発見の 同じ日に白いワンボックスカーに乗った男2人が目撃されていました。その男は車から原田さんの自転車を下ろしているところが目撃されています。 ですがその後は捜査に特に進展はありませんでした。 しかし13年後の9月2日に犯人逮捕のニュースが流れました。

警察の発表によると逮捕された男ははフィリピン国籍の工員、ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(35)(岐阜県瑞穂市祖父江在住)とのことです。警察はDNA鑑定などの結果容疑者を特定、モリ容疑者は容疑をおおむね認めています。

ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者

モリ容疑者の逮捕容疑は、04年1月31日午前0時~6時半ごろの間、男2人と共謀し、同県美浦村で原田さんの首を圧迫して窒息死させるなどした疑いです。

警察はまた共犯者として、フィリピン国籍の33歳と31歳の男を国際手配する方針も明らかにしました。2人は事件当時、少年でした。

逮捕されたフィリピン国籍の工員、ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者(35)は岐阜県瑞穂市の自宅アパート周辺では「子煩悩」との評判だったそうです。

近所の人たちは「家族仲が良く、子供と楽しそうに暮らしていた。信じられない」と驚いた様子だそうです。

原田実里さんの親族の方は「迷宮入りになると思っていたけど、容疑者が捕まってよかった。ご両親も心が休まるだろう」とコメントしています。

今後事件について、いろいろと明らかになってくると思われますが、犯人が捕まったことで一区切りがついたと思います。

原田さんのご冥福を祈りたいと思います。